穿孔工事に使用する機材:ダイヤモンドコアドリル
穿孔工事なんて言うと何の事だかわからない人も多いと思いますが、穿孔(せんこう)とは、穴を開けることで、穿孔工事は穴開け工事のことです。穿孔工事にはいくつか種類があって、コンクリートに穴を開ける場合、まず、一つは、斫り(はつり)と言って振動ドリルに斫りのみという尖った刃物をつけて、ダダダダ・・・という音と共にコンクリートを欠きながら穿孔する方法です。振動ドリルを使わない、もっと破壊力のあるブレーカー工法というのもあり、大型のコンプレッサーを使用してエアーの力でコンクリートを砕くのもあります。しかし、このブレーカー工法は極めて音がうるさく大音量でそばにいると耳を塞ぎたくなるくらいです。一般に斫り工事は音がうるさく、近隣住民からの苦情の対象になったりします。他にはダイヤモンドコアという機材を使用して穴を開ける方法があります。ダイヤモンドコア工事は機材に、ダイヤモンドコアドリルという、刃物の先端に硬い人工ダイヤモンドがつけられてあり、そのドリルを回転させて穴開けを行うものです。建築現場などの構造物となる躯体のコンクリートは、強度があり斫りでは手間がかかりますが、早くきれいに穿孔工事するのでしたら、ダイヤモンドコア工事がおすすめです。斫り工法と違って騒音も少ないので、町中などの建物に穴を開ける場合、適しています。壁や天井にに丸い穴を開けられるので見た目も、コンクリートに穴を開けた後の強度も斫り工法よりもすぐれています。