穿孔工事で対応出来る孔の大きさについて
穿孔工事とは、コンクリートや石材などに穴をあける工事の事を言いますが、小さい穴から大きい穴まで幅広い大きさの孔をあける事が出来るのが特徴です。穿孔工事に使用する機械はコアドリルと言う、固定式のドリルを使用します。そこに回転刃となる、ダイヤモンドビットという物を装着して作業を行います。その穿孔工事で対応出来る孔の大きさは、一般的には、小さいものは直径25ミリから、大きいサイズでは直径800ミリまでとなっています。これはダイヤモンドビットの大きさによってこのサイズとなっています。また、使用するコアドリルには動力に違いが有り、固定して使用するのは電動タイプと油圧タイプが有ります。電動タイプでは直径500ミリまで、それ以上の孔のサイズは油圧式となります。
また、電動式では100Vの機械では直径160ミリまでで深さは500ミリ程度までとなり、それ以上の孔のサイズと深さの場合は120Vの機械で対応します。一方、ダイヤモンドビットのサイズよりも大きいサイズの穿孔を行う方法も有ります。その場合は、穿孔の位置をずらして連続施工する、ラインカットという方法で作業する事で800ミリより大きい穿孔が可能になります。しかし、穿孔が終わって最後にコンクリートの塊を取り出すのにかなりの重量となる為、吊り上げに大型のクレーンを別途用意する必要が有るなど、大掛かりになります。従って、ダイヤモンドビットのサイズと同径の大きさである、25ミリから800ミリが一般的な穿孔工事で対応出来る孔のサイズとなります。