ダイヤモンドコア工事に使用する機材「ハサミ込み治具」について
ダイヤモンドコア工事とはコンクリート構造物に穴を開ける工法です。ダイヤモンドコアは、建築現場なので躯体となるコンクリートの壁に丸い穴を開ける機材です。きれいに丸い穴が開きます。コンクリートと一緒に鉄筋も切ってしまいます。主にモーターを取りつけるハサミ込み治具の台座と動力となるモーター本体とダイヤモンドビットと呼ばれる先端にダイヤモンドの刃のついたドリルと水を出すポンプから成り立っています。この機材を全部ひっくるめてダイヤモンドコアと呼んでいます。ダイヤモンドコア工事の流れについては、躯体を貫通させる穴の位置を決め、次に台座を取りつけるためのアンカーボルトを入れる穴を振動ドリルで開けます。アンカーを打ち込みます。台座と駆動モーターの本体は、二つに分解できますが、作業する時点では一体化させておきます。ドリルもつけてしまいます。台座をアンカーでしっかり固定します。コンクリートとドリルの位置を合わせ、ポンプから焼き付き防止の水を出しスイッチを入れ起動させます。ドリルの刃が回転して穴開けが始まります。本体にレバーがあり、それを回すとドリル付のモーターが前後しますので穴あけの際は、力を込めてドリルを前進させます。ドリルが穴を貫通したら穴開け完了なのでドリルを抜き、アンカーのボルトを緩めダイヤモンドコアを躯体からはずします。ドリルの内側に抜いたコンクリートが詰まっているので取り除きます。これでダイヤモンドコア工事の終了です。