コンクリートに穴あけをするマンホール側面コア抜きについて
マンホール側面コア抜きとは、排水工事においてマンホールを設置する場合に、コンクリートでできた桝の側面などに穴を開けることです。マンホールは道路表面や敷地に見ることができますが、その本体はコンクリートでできた大きな桝です。土の中に埋まっているために通常人目に触れることはありませんが、排水をつかさどる大切な役目をはたしています。マンホールは桝を点検するために、表面部分に取り付けられた開口部の蓋です。マンホール本体の桝は、工場で生産される段階では、そこに接続する排水管のために穴が空けられているわけではありません。配水管を接続する部分は、それぞれの現場により異なるためです。マンホールの設置工事では地面に穴を掘った段階で、コンクリート桝に穴あけを行います。穴あけは排水桝の接続される部分に正確に行わなければならず、慎重な作業が必要です。コンクリート桝に穴を開ける道具としては、先端にダイヤモンドを取り付けた専用の穴あけ機械を使います。穴あけ機械は主にコンクリートの部分に用いられ、マンホール以外の用途にも用いられます。排水桝自体は初めから穴を空けられることを想定して造られています。一定程度の穴を開けても、強度が低下しないように補強されているので安心です。コンクリートに穴を開ける技術は、マンホール側面コア抜き以外でも使われます。基礎や梁などの部分に設備配管のための穴を開けるのも同じ技術が使われます。