コンクリート以外にもレンガなど、穴あけ出来る素材について
コンクリートに穴あけする作業を穿孔や削孔と言い、その工事の事をコンクリートコア工事と言います。よく目にするものとしては、フェンスの柱を設置する時に擁壁に穴をあける時や、壁にエアコンの配管を通す穴をあける時などでしょうか。また、一般的に目にしないものとしては、工事現場で既存の構造物に新しく配管を通す場合や、解体工事を低騒音低振動で行う時にも準備作業として穿孔工事が行われていますし、構造物の強度検査をするときにもサンプルを採取するのに行われています。しかし、コンクリートの穴あけ以外にも、同じ機械と回転刃を使用して穴あけの出来る素材は、ほかにもいろいろ有ります。例えば、壁の材料としてもよく使用されている、レンガやモルタルにも同じように穴あけが出来ます。ほかにもコンクリートに似た素材として、岩石にも穴をあける事が出来ます。岩石はお墓や石の構造物に穴をあけるのに利用されますし、工事で地中障害物として出てくる場合にも部分的に撤去するのに穿孔する場合が有ります。その他、道路のアスファルトも穴をあける事が可能で、舗装のアスファルトの施工の厚みを検査する時に行っています。またコンクリートとは全く異なった材料としては、鉄板や鉄骨などの鉄類があげられますし、下水道配管によく使用されている高強度のプラスチックにも穴あけが可能です。そして、同じコンクリートの中でも特に高強度の素材でできている、マンホールやヒューム管、その他特殊な作り方の2次製品と呼ばれるものまで、幅広く穴をあけることが可能です。