エアコン取り付けでコンクリートの穴あけ工事にかかる費用について
エアコン取り付けを行う際に、コンクリートの壁にエアコン配管用の穴が空いていない場合、コンクリートに穴あけを行って配管を通します。
しかし、コンクリートの壁の場合、モルタル塗りの木造壁や土壁と比べて、穴あけはしにくくなり、当然使用する機械や刃も異なりますので、穴あけの費用もこれらよりは高くなります。
通常、コンクリートの壁の厚みは15センチ前後が多く、20センチまでがほとんどです。よってこの位の厚みを穿孔できるコアドリルであれば、ドリルビットの延長など行わなくても工事が出来ますので、コア穿孔工事の費用としては比較的低価格となります。
実際の費用は穿孔する場所によっても変わりますが、この穴あけ工事の金額が高いのかどうか考えてみますと、コンクリートに穴あけするには専用の機械と値段の高いダイヤモンドコアビットを使用しますし、作業がしやすい場所で施工出来る事は少ないので、決して高い金額とは言えません。
こうした工事には特殊な機材を使用するため一般的なエアコン工事の業者とは別の業者を依頼する必要があります。また、場所によっては、非常に施工がしにくい建物の形状となっていたり、壁に構造強度に影響する鉄筋が入っている場合等で、事前調査が必要な場合はさらに追加料金が掛かることもあります。
あくまで鉄筋が構造強度に影響しない、もしくはその配置を避けて施工出来る場合の金額が、通常エアコン取り付け工事で追加金額とされる額となっています。