コンクリートの穴あけをコア抜きでできる壁の厚さについて
コンクリートの穴あけをコア抜きでできる壁の厚さとは、どれくらいまでが施工可能でしょうか。コンクリートにコア抜きする場合、コアビットをつぎ足しながら延長していく事で、どのような壁の厚さでも貫通する事は可能です。また、コンクリートの壁と言っても、建築物の場合はたいていは200ミリ位まででしょうし、躯体コンクリートが増築などで増していたり、壁と壁の間の空間にコンクリートが流し込まれているような場合でも、1メートルを超える事はまず有りません。ですから、施工条件が整っているのであれば、どのような厚さの壁厚でも穿孔する事は可能と言えます。しかし、厚みがかなり有る場合、コアドリルをしっかりと固定する事が出来なければ、施工が出来ない場合が有ります。また、使用する機械が、小型の手持ちコアドリルの場合、使用できるサイズのコアビットとなると、径にもよりますが、20センチ位が限度となります。コアビットは径が大きくなればその分切削抵抗も大きくなりますので、小型の機械の場合は深い穿孔は難しくなります。それでも、コンクリートコアを折り取りながら穿孔する事で、コアビットの長さよりも少しだけ厚い壁を貫通する事が出来なくも有りません。しかし通常はコアビットを装着した長さ以上の厚みを一方方向から貫く事はしません。しかし、壁の両側から穴あけ作業が可能なスペースが有るなどの場合、正確な位置出しをして壁の両側から穿孔すると、使用するビットの倍の長さコア抜きが出来ます。